ホワイトニングとクリーニングの違い
歯を白く、美しく見せたい場合に「ホワイトニング」を検討する方もいらっしゃるでしょう。しかし、「クリーニング」という別の施術方法もあります。この2つの違いについてご説明します。
「ホワイトニング」は、その名の通り歯を白くすることです。ホワイトニングジェルという薬剤を歯に塗布するので、歯を削ることはなく、負担をかけずに施術できます。クリーニングだけでは除去できない着色物がある場合にも、ホワイトニングで歯を白くできるのです。薬剤を塗布すると、歯の着色物を無色透明に分解し、歯を白く見せることができるようになります。施術の前にはカウンセリングを行ない、もともとの歯の色などを確認しておきます。今よりもっと白くて綺麗な歯にしたい方、結婚式などの特別なイベントに向けて行なう方、加齢などによる歯の黄ばみが気になる方にお勧めです。
一方、クリーニングは歯石や着色を取り除き、口内環境を整えて、健康・美容面を向上させる施術です。普段のブラッシングでの磨き残しなどが歯垢として残ると、石灰化してしまい、数日で歯石になってしまいます。これはセルフケアのブラッシングだけでは、落とすことが難しい部分になります。そのため歯科医院で専門の器具を用いて除去してもらう必要があります。その後研磨を行ない、フッ素やトリートメント剤を塗って、歯の表面を強化します。
磨き残しや歯石があると歯周病や虫歯、口臭の原因になるので、クリーニングは歯を美しくするだけではなく、お口を健康状態に保てるというメリットもあります。費用は歯周病の治療の一環として歯科医院に通う場合保険が適用されるので1回あたりの自己負担額は3,000円程度です。審美性を目的に受ける場合、保険適用ができないので1回あたり約5,000~20,000円が目安です。自覚がなくても、口腔内の状態によっては治療が必要と判断されるので、一度歯科医に相談してみましょう。